トップへ戻る

坐骨神経痛 治し方

坐骨神経痛の治し方@病院では治らない理由と解決方法

坐骨神経痛の治し方はたった1つです。それは坐骨神経痛による痛みや痺れの本当の原因を理解し、
その原因をなくせば良いのです。

 

病院にかよっているけれども、坐骨神経痛が良くならない、
改善しない方は、そもそも治療方法が間違っている可能性が高いです。

 

もし、坐骨神経痛を発症して一ヶ月以上治療のために病院に通っているのに、改善しない方は、
治療方法を見直したほうが、坐骨神経痛の痛みや痺れから開放される可能性が高いのです。

 

なぜ、病院では坐骨神経痛が治らないのでしょうか?
その理由は簡単で、現代の整形外科医の大半が、坐骨神経痛の本当の原因を正しく理解していないからです。

 

坐骨神経痛とは、
一般的には「坐骨神経という臀部の周りにある神経が圧迫されて痛みが出る状態」
と言われております。

 

「神経が圧迫されるから痛みがでる」 この考え方は「損傷モデル」という考え方です。
そして、この損傷モデルは、現代医療で痛みを考える際のスタンダード・モデルとなっています。

 

但し、結論から言うとこの損傷モデルは間違っています。
神経が圧迫されることによって痛みは出ません。出る可能性がある弊害は麻痺になります。

 

 

現在、坐骨神経痛で悩んでいてお医者様に観てもらっているが
良くならない人は、以下の悪循環が起こっています。

 

すなわち

 

1.痛みの前提モデルが間違っている。
2.前提が間違っているので、正しい方法で坐骨神経痛の治し方が出来ない。
3.坐骨神経痛の治し方が間違っているので、いつまでたっても良くならない。

 

という負のスパイラルが起こっているのです。

 

坐骨神経痛の痛みや痺れはなぜ起こる?

 

坐骨神経痛の痛みや痺れはなぜ起こるのでしょうか?

 

まず痛みの発生原因は3つあります。
以下3つの原因について書いていきます。

 

 

1.身体の組織の物理的な損傷

 

これは、骨折や筋肉が断裂してしまった時などに、身体のピンチを
脳に知らせる手段として、痛みの物質がでます。
この痛みの物質(主にブラジキニン)を身体の至る所にある痛みセンサー(ポリモーダル侵害受容器)
がキャッチして、電気信号として脳にお知らせするのです。

 

「今この部分がピンチです!早く何とかしないと死んでしまいます!」というSOSを送る手段として
痛みが出るのです。

 

2.血行不良やストレスによる筋肉組織の酸欠

 

人間の身体はいろいろな組織で出来ています。
そしてこの組織は酸素と栄養がなければ死んでいまいます。
筋肉の疲労やストレスが発生すると、人間の身体は血流が悪くなります。

 

人間の組織に酸素と栄養を運ぶのは血液です。
血行が悪くなると、身体の組織に十分な酸素や栄養が行き渡らなくなります。
すると組織が酸欠状態になるので、この一大事を脳に伝える手段として、痛みという手段が使われます。

 

「やばいよ!酸欠状態だよ!早く何とかしないと死んじゃうよ!」というSOSを痛みとして、信号を送るのです。

 

3.痛みの可塑性により、脳が勘違いして起こる痛み

 

長い間痛い状態が続き、脳に痛みの信号が送られ続けると、
そのうち脳が勘違いを起こしてしまいます。
すなわち、痛みの物質がすでに無くなった後も、
痛みの信号が、神経回路に記憶として残り、痛みの信号を送り続けるのです。
この状態を痛みの可塑性といいます。

 

坐骨神経痛による痛みもこの3つの原因以外では起きないのです。

 

痛みというのは痛みの物質を、神経の先端にある痛みセンサーがキャッチして
脳に電気信号として送ることにより感じるのです。

 

神経が圧迫されることによって起こる弊害は麻痺です。
神経が圧迫されることによって痛みは発生しないのです。

 

例えば、足裏にはたくさんの神経があります。
そして、人間の足裏には体重が掛かるので、足裏の神経は常に圧迫されている状態です。
ただし、足裏が圧迫されているからって、痛みはでません。

 

人間の神経は丈夫に出来ています。圧迫されたくらいで痛みはでないのです。

 

また痺れの原因は組織のうっ血により起こる現象です。

 

長時間正座をしていると痺れが出ますよね。
痺れとは、静脈が圧迫されることにより、組織がうっ血状態となり起こる症状です。
神経自体は正常に機能しているのです。

 

痺れと麻痺は違います。

 

痺れは、神経が正常に機能しているが、筋肉組織の血行障害により起こる症状です。
麻痺とは、神経が正常に機能していない状態のことを指します。

 

坐骨神経痛の治し方とは?

 

坐骨神経痛の治し方は、ずばり、

 

骨神経痛を起こしている原因である筋肉をしっかり
ほぐして痛みの物質を取り除く

 

事にあります。

 

痛みの原因である筋肉をしっかりケアして痛みの物質を取り除く。

 

すると痛みの物質がなくなるので、痛みが消えるという状態です。

 

「神経が圧迫しているから坐骨神経痛が出ている」という
間違った認識を払拭しない限り、いつまでたっても坐骨神経痛は良くなりません。

 

繰り返しますが、神経が圧迫されても痛みはでません。

 

神経が圧迫され痛みが出るとされる代表例が椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症です。

 

神経が圧迫されて痛みがでるのであれば、
ヘルニア持ちの方は全員痛みが出るはずです。
しかし現実には、ヘルニアあるけど痛みは無いという人はたくさんいます。

 

脊柱管狭窄症の人は、全員痛みが出るはずです。
ただし、脊柱管狭窄症だけど、間欠跛行が起きない、
痛みは全然ないという人も
たくさんいます。

 

「痛みの原因は神経ではなくて筋肉にある。」
これが本当の真実なのです。

 

痛みの生理学を勉強している、生理学者からすれば当たり前のことですが、
日本の整形外科医は骨のことばかり勉強して、筋肉に対する概念が不足しているのです。

 

 

忙しい現代医療においては、レントゲンやMRIに映る現象(例えばヘルニアによる神経圧迫、
骨の変形による神経の圧迫)などに痛みの原因を求める損傷モデルは都合が良いのです。

 

痛みという現象はレントゲンやMRIには映らない現象です。
数値化出来ない曖昧模糊とした事柄に原因を求めると、膨大な時間を取られることになります。
これは、お医者様にとって都合が悪いことです。

 

反対に、骨の変形やヘルニア、神経の圧迫といった症状は客観的に見れますし、数値化できます。
このような客観的、数値化出来るものに、原因を求める方が、実務上楽ですよね。

 

実務上楽なものに痛みの原因を求めているが、その前提は間違っている。
このため、手術をしても治らないという患者が後を絶たないのです。

 

坐骨神経痛の治し方として大切なのは、自分で筋肉をしっかりケアすることなのです。