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椎間板ヘルニア 改善

椎間板ヘルニアを改善したい!@腰痛を取るためのたった1つの方法とは?

「椎間板ヘルニアを改善したい!」、「椎間板ヘルニアさえ取れれば腰痛は取れるのに・・・」
とお悩みの方は多いです。
そして、椎間板ヘルニアをお持ちの方の腰痛を取るためのたった1つの方法があります。

 

それはずばり、

 

痛みの原因である筋肉を柔らかくして、痛みの物質を発生しないようにする

 

という方法です。

 

結論から申しますと、椎間板ヘルニアと腰痛に因果関係はありません。
腰痛の原因は筋肉のコリにあるので、毎日自分で腰痛対策を行い、筋肉を柔らかくする。
この方法が、あなたの腰痛を取り除くたった1つの方法になります。

 

もしかしたら、あなたは現在、医師に「椎間板ヘルニアを改善するには手術をするしかありません。」
と言われているのかも知れません。
でも、ちょっと待って下さい。あなたの腰痛の原因は実はヘルニアが原因では無いのです。

 

仮にもし「椎間板ヘルニア=腰痛の原因」であるならば、

 

1.手術で椎間板ヘルニアを除去しても、腰痛が消えない人がいるのはなぜですか?
2.手術をしない保存療法で、腰痛が消える人がいるのはなぜですか?
3.椎間板ヘルニア持ちでも腰痛にならない人がいるのはなぜですか?
4.椎間板ヘルニアがない人でも腰痛持ちがいるのはなぜですか?

 

あなたの、その腰の痛みは、椎間板ヘルニアによる神経の圧迫が原因では無いのです。
筋肉のコリにより、身体の組織が酸欠状態になり、身体のSOSとして、腰痛が発生しているのです。

 

身体の組織は、生命活動を維持するのに酸素と栄養が必要です。
そしてその酸素と栄養を身体の隅々まで運んで
くれるのが血液になります。

 

1.身体の組織が損傷、もしくはストレスを受けると血流が悪くなります。
2.血流が悪くなると組織は酸欠状態になります。そして最悪その組織は壊死してしまいます。
3.この危機的状況を打開すべく、酸欠状態を脳に知らせるために痛みという手段が使われます。

 

どういうことかといいますと、

 

1.腰回りの筋肉、及び、腰の関連痛として出る組織の血流が悪くなる。
2.すると、血液の血漿から痛みの物質(主にブラジキニン)が発生する
3.このブラジキニンを、知覚神経の先端にあるポリモーダル侵害受容器がキャッチすることで、脳に痛みが電気信号として伝わる。
4.「この部分が痛い。早く何とかしてくれ!」という状態を脳が認識する。

 

痛みというのは、痛みの物質が、痛みセンサーを通じて脳に電気信号として送られるため
感じるのです。

 

神経が圧迫されて起こるのは麻痺です。神経が圧迫されたくらいで、痛みや痺れは出ないのです。
だから椎間板ヘルニアだから腰痛。というは間違えなのです。

 

椎間板ヘルニアが痛みの原因では無いので、ヘルニアの手術をするのはおすすめしないのです。

 

ヘルニアを無くすには2つの方法がある

 

椎間板ヘルニアが痛みの原因では無いとしても
ヘルニアがあると落ち着かないという方もいるかもしれません。

 

ヘルニアを取るには2つの方法があります。

 

1.手術により物理的に取り除く。

 

手術をすれば、椎間板ヘルニアを物理的に取り除くので、ヘルニア自体は無くなります。
ただし、先ほども述べたように、ヘルニア=腰痛の原因ではないので、ヘルニアが無くなる事と
あなたの痛みが取れるかは別問題になります。

 

2.マクロファージに食べてもらう

 

椎間板ヘルニアとは、椎骨の間にある椎間板というクッション剤の中身が飛び出た状態を指します。
本来クッション剤の中身は椎間板の中に収まっているものです。飛び出た状態は異常な状態となります。
身体に異常が起きると、身体の免疫機能が働き、異物を除去しようとします。
椎間板ヘルニアという異物を、異物を処理する白血球の1つマクロファージが食べてくれることがあります。

 

ヘルニアを手術せず、保存療法で対応していた方が、
久々にレントゲンを撮ったらヘルニアが消えていたというケースは
マクロファージが椎間板ヘルニアを食べてくれたからという事になります。

 

ただ、椎間板ヘルニアをマクロファージが食べてくれるのはまれなケースです。
ヘルニアがあると必ずマクロファージが食べてくれるわけではありません。

 

椎間板ヘルニアと腰の痛みには因果関係がないので、
ヘルニアを何とかして取りたいではなく、

 

ヘルニアが存在しても「腰痛が取ればいい、痛みが消えればいい」という思考が大切

 

になります。

 

ではなぜ「ヘルニア=腰痛の原因」という間違ったモデルが横行しているのでしょうか?
それは現代医療の現場にフォーカスする必要があります。

 

今の日本の医療の現場では損傷モデルという
「骨が変形すると痛みがでる。」「神経を圧迫されると痛みがでる。」
という誤った痛みのモデルが採用されています。

 

なぜ間違ったモデルが採用されているかというと、
損傷モデルだと実務上都合が良いからです。

 

現代の医療では、検査機器の精度があがり、レントゲンやMRIで
骨の変形や、神経の圧迫というのを機械的、客観的に捉えることが可能となりました。
反面、痛みというものは、主観的なものであり、数値や画像として捉えることが出来ません。

 

機械的、客観的に測定可能なものに原因を求めるほうが実務上楽なのです。

 

忙しい実務の中で、楽な方に流されるのはある意味自然な流れでしょう。
人間は基本苦痛を避け、楽な方に流される生物ですから(汗)

 

腰痛の人が病院に行くとまずは検査をします。

 

そして、ヘルニアが有れば、「ヘルニアが腰痛の原因です。」
脊柱管が狭くなっていれば、「脊柱管狭窄が腰痛の原因です。」
骨の変形があれば、「骨の変形が腰痛の原因です。」

 

という扱いをされます。

 

レントゲンやMRIは
癌や骨折などがないかという切り分けにだけ
本来は使われるべきなのですが、
腰痛の間違った原因探しに使われているのが現状なのです。

 

このため、
腰が痛くてたまらないのに「骨に異常はありません。問題無いです。」といって帰される人
腰が痛くてたまらないのに「異常なしです、シップと痛み止めで様子見てください。」といって帰される人

 

腰が痛くてたまらないのに、結局病院では何もしてくれないし、痛みもとれなかったという人

 

が後を絶たないのです。

 

医者に行く人は、「この痛みを何とかしてくれ!!」
「この痛みを取り除いてくれ!!」
といっているのにもかかわらずです。

 

このように、ヘルニアと腰の痛みには因果関係が無いのですが、
とはいってもヘルニアがあると気になる
という人もいるでしょう。

 

でもご安心ください。
実は手術はしなくても腰痛は取れるのです。

 

椎間板ヘルニアの手術をしなくても腰痛は取れる

 

繰り返しになりますが、椎間板ヘルニアと腰痛に因果関係はありません。
このため、椎間板ヘルニアの手術をしなくても腰痛を取ることは可能となります。

 

痛みの原因はヘルニアではなく、筋肉です。
筋肉のケアをすることが大切になります。

 

下の図はヘルニアの保存療法と手術の効果の比較です。
この図を見ても明らかなように、1年以降の痛みの改善率に差は
見られないのです。

 

 

椎間板ヘルニアを改善したい!@腰痛を取るためのたった1つの方法とは?

 

(出典:わかさ2011年4月号 グラフの出典 BMJ 2008;336:1355 doi:10.1136/bmj.a143)

 

 

結局 1年以降という時間で見れば

 

椎間板ヘルニアの手術をしてもしなくても

 

腰痛の痛みの改善には関係がないということになります。

 

ということは、痛みの原因をヘルニアではなく
他の場所すなわち筋肉に目をむけるべきなのです。

 

痛みの原因はずばり筋肉にあります。

 

骨折や怪我、癌などの明らかな損傷を除けば
日々の筋肉のケアを自分で行うことが
あなたの腰痛を取るためのたった1つの方法になります。

 

現代はストレス社会と言われており、
肉体的にも精神的にも、我々には毎日毎日
とても大きな負担が掛かっています。

 

その日の疲れや痛みはその日の内に取り除く

 

このことを繰り返すことにより

 

あなたは辛い腰痛から開放されうことでしょう。

 

毎日整体やマッサージを受けるのも良いのでしょうが、
それではお金がいくらあっても足りません。

 

かと言って、プロでは無いあなたが完全独学で行うことにより、
以前より腰痛が悪化してしまう危険性もあります。

 

腰痛改善の正しい知識を身につけ、正しい方法を毎日実践すれば
あなたの腰痛は改善されることでしょう。

 

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