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腰痛 筋トレ

腰痛は筋トレでは治らない@その原因と対策とは?

なぜ腰痛は筋トレでは治らないのでしょうか?
それは、筋トレでは腰痛の痛みの物質が消えないからです。

 

腰痛の痛みの正体は、発痛物質のブラジキニンです。
このブラジキニンが身体の痛みセンサー(ポリモーダル受容体)を刺激することにより、
脳に痛みとして信号が伝わり、腰に痛みがあると身体が感じるのです。
ブラジキニンが肩にある場合は、肩コリ、腰にある場合は腰痛、頭にある場合は頭痛として
身体のSOSを脳に伝えます。

 

このブラジキニンは身体のSOSを脳に伝え、
「身体のココがヤバいことになっているよ」
「早く何とかして解決してよ」
というメッセージを伝えるために存在しています。

 

痛みの原因ブラジキニンが発生するのはどんな時?

ブラジキニンが発生するケースは2パターンあります。

 

身体の組織が損傷した時

ブラジキニンが発生するケースの1つ目としては
身体の組織が損傷した時があります。
例えばカッターで指を切ってしまった場合や、転んで
擦りむいてしまった時です。

 

身体が傷ついた時はまさに一大事。脳は真っ先に痛みの場所を感じ取り、
適切な処理をするために、フル稼働します。

 

身体が損傷し傷ができた場合は、まず痛みの物質を発生させ、痛みの場所を特定します。
そして白血球などの免疫機能をその場所に集中させて雑菌を駆除し、それ以上組織の損傷が
広がるのを防ぎます。

 

仮に、ブラジキニンが全く出ないと脳は傷ついた場所を特定できず、
雑菌に対する適切な対応ができなくなります。
すると、雑菌により、最悪その場所は壊死してしまいます。

 

身体の組織が壊死しないために、ブラジキニンはとても大切な役割を持っています。

 

組織が酸欠になった時

ブラジキニンが発生するケースの2つ目としては、
身体の組織が酸欠状態になった時です。

 

身体の組織は細胞で出来ています。そしてその細胞が
生きていくには、酸素と栄養が必要です。

 

もしその細胞に酸素と栄養が一切供給されなくなると、
組織の損傷時と一緒で、その組織は壊死してしまいます。

 

組織が酸欠状態になった時、身体はブラジキニンを発生させ、
脳みそに「やばいよ、この場所酸欠状態だよ。早く何とかしないと死んじゃうよ。」
というSOSを身体に送るのです。

 

ケース1と同様にブラジキニンは、健康な身体を維持していくために必要なものなのです。

 

筋トレをするとブラジキニンが発生してしまう

 

実は筋トレをすると痛みの物質のブラジキニンが発生してしまいます。
筋トレをすることにより、確かに筋肉は鍛えられ強くなっていきます

 

筋トレで、筋肉が鍛えられる原理は以下のとおりです。

筋トレを行うことで、一度筋組織を破壊する。
破壊された筋組織を休ませる
破壊された筋組織は休憩を得ることにより2日間ほどかけて、回復する
回復時に、筋トレ前よりちょっとだけパワーアップして回復する(超回復)
この超回復を繰り返すことにより、筋肉がどんどん強くなっていく。

 

これが筋トレで筋肉が鍛えられる原理です。

 

ここでポイントなんですが、
筋トレをすると組織が破壊されるのでブラジキニンが発生するのです。
腰痛が持っている人が、腰痛を筋トレで解消しようとすると
すでに腰にあるブラジキニンを更に大量に発生させてしまうので
目も当てられない状態になりやすいのです。

 

あくまでも筋トレは腰痛予防のために行うもの

 

すでにあるブラジキニンを余計に発生させるため、腰痛持ちの方は筋トレで
腰痛を治すのではなく、腰痛を取り除くことが先決です。

 

では腰痛を取り除くにはどのようにすれば良いのでしょうか?
それには、発痛物質であるブラジキニンを取り除いてあれば良いのです。
ブラジキニンを取り除くには、身体の血液の循環を良くすれば良いのです。
そのためには筋肉を柔らかくほぐす必要があります。

 

筋肉は疲れると固く縮みます。すると筋肉中の血管が潰されます。
すると、組織に酸素栄養が十分届かなくなり酸欠状態になります。

 

酸欠状態になると痛みの物質であるブラジキニンがでるのです。

 

身体の筋肉が柔らかくなることにより、動脈が身体の隅々まで酸素栄養を
運んでくれ、腰痛の回復を促します。さらに静脈が身体の老廃物や痛みの物質などを流してくれます。

 

流れた老廃物は、肝臓、腎臓で濾過されて、汗や尿として身体の外に排出されます。

 

硬くなった筋肉を柔らかくすることで、痛みの物質が身体の外に排出され
腰痛をなくなるのです。

 

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